この光景が見たかった。しんどいのに楽しそうに守備をする人たち。

全世界の枝ディストのみなさま、お世話になっております。
枝Dウェブサイト管理人の木村悟と申します。

今回は内田淳二氏の枝Dクリニック四国ツアーに帯同して、写真をパシャパシャと撮らせていただきました。参加者の皆さんの写真を撮りながら感じていたことを、書きたいと思います。

導入編で垣間見えた、5種類の型の効果。

守備の5種類の型の説明から

枝D理論に欠かすことのできない、守備の5種類の型。導入編ではこの5種類の型の習得から始まります。

この5種類の型は、どんな屈強なピヴォでも、どんなテクニシャンのドリブラーでも絶対に止められる必殺技、などではありません。これから展開される枝D理論を知るうえで、身につけておかなければならない必修科目のようなものなのです。

5種類の型を覚えた後の1対1は、ボールが残る。

2人1組で5種類の型を学ぶ皆さん

型を覚えた皆さんはお気づきだったでしょうか。

普通、こういったクリニックで1対1をすると、ボールが遠くあさっての方向へコロコロと転がっていってしまって、練習になっているのかどうか分からないような光景が広がるのですが、この時は皆さんボールを奪えていたし、多くの場合、ボールが残っていたのです。

これが五種類の型の効果です。

守備の認識が変わる。

ボールを持った相手に対して、「左右どちらの足を、どこにどの角度と深さで着地して、どちらの足で迎え撃つべきか」を考えてプレスをかけたことがあるでしょうか。

これまで数多くのフットサル選手を見てきましたが、思い返してみれば、うまくハマる守備ができる選手は、無意識に枝Dの寄せ方ができてたように思います。

守備の目的は、ボールをピッチ内に残してカウンターにつなげることだとして、「この辺にボールを残すためにどうするか」を具体的に説明できるようになるということが、枝D理論を学ぶ最大のメリットですね。

攻撃の規準もある。

今回のクリニックでは導入編のあとに構造編が行われ、構造編ではナンバリング、配置と続いていくのですが、僕がいちばん枝D理論で好きなのは、配置の理論です。自分自身が昔からずっと悩んで、迷って、考えても答えが見つからなかったカウンター攻撃を、これほどシンプルに解決してくれたものを、ぜひとも皆さんにも知ってほしいと思っています。

しんどいのに楽しそうにプレスをかけ続ける皆さん。

4時間のクリニック。番号を言いながらボールホルダーに寄せ続ける。桐谷も忘れない。 守備でこんなに走ったことないのに。身体も呼吸もしんどいのに、理解が深まってきている喜びがある。

エラーが起こって淳二が止めて、その解説と導きに得心する皆さんの瞳の輝きが増すたびに、僕も喜びを増幅させていただきました。

四国には、日本の希望がありました。

今回の四国でのクリニックで最も驚いたのは、サッカー、フットサルの指導者の皆さんが、数多く受講者として参加されていたことです。

現状に満足しない。常に学び、新たな知識を得たい。指導者の皆さんの、そういった情熱を肌で感じて、とても心がはずみました。

淳二の指導の真骨頂は、ディテールを大切にして、丁寧に言葉を選び、誰にでも理解しやすいように伝えること。そんなところも、とても勉強になりました。

愛媛の皆さん、徳島の皆さん、遠く高知や香川からご参加くださった皆さん、大変お世話になりました。早くからご準備くださった愛媛の藤岡さん、徳島の石井さん、佐賀さん、車でお世話になったFCコンコルドの喜多さん、エスペランサの山本さん、河内さん、本当にありがとうございました。

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